XAMPP、MAMPなし、爆速でローカルPHP実行環境を準備する
PHP形式のファイルを確認する際、XAMPPやMAMPを起動するのはちょっとだけ面倒と感じることはないでしょうか。
以前スクールでPHP勉強中だった頃とか、
「もっとサクッとPHPファイル表示確認ができたらなぁ」
とコーディング中に思うことが 私は度々ありました。
ということで今日は、
ローカル環境でもXAMPP、MAMPなし、
瞬時にPHPファイルの実行結果のブラウザ確認を実現する、
PHPビルトインサーバーの利用方法について共有させていただきます。
利用にあたり、以下のような前提条件はありますが、
これらの条件面さえクリアなら、とても手軽な方法なので、おすすめです。
前提
利用例
ここでは、https://bootstrapmade.com (※) より入手したテンプレートファイルを編集して今まさにサイトの作成を開始しようとしている、
といった状況をイメージして、VisualStudiroCodeのターミナルを使う手順でご説明していきたいと思います。
※https://bootstrapmade.com とは、
素敵なデザインのBootstrap テンプレートファイルがフリーダウンロードできるサイトです。
https://bootstrapmade.com
手順
※ 以下、Windows環境での操作説明となります。
(1) https://bootstrapmade.com/よりダウンロードしたMyResume.zipファイルを解凍し、そのテンプレートフォルダ(「MyResume」フォルダ ) をC:\Dev直下に配置
(こちらの例ではC:\Dev直下ですが、フォルダパスはご自身の環境に合わせて任意でご指定ください)
(2) VisualStudioコード(以降、VSCodeと省略表記)を起動
(Windowsの場合、私はタスクバーの検索ボックスに [code] + Enter キーで起動することが多いです)
(3) メニューから「ファイル」-「新しいウィンドウ」をクリック(ショートカットキーだと「Ctrl]+[Shift]+[N])
(4) 手順(1) の「MyResume」フォルダを上記(3)に対してドラッグアンドドロップ
(C:\Dev直下のMyResumeフォルダをVSCode上にドラッグアンドドロップします)
(5) VSCode上のメニューから「ターミナル」-「新しいターミナル」をクリック (ショートカットキーだと「Ctrl]+[Shift]+[@])
→ ターミナルでは、現在のフォルダパスが示されています
(6) VSCode上のターミナルで、以下のように入力
(以下は例であり、ホスト番号は任意です。ここでは、8080番を指定しています。)
php -S localhost:8080
(7) ターミナルで以下のようなサーバー起動メッセージが出力されることを確認
PHP 7.4.30 Development Server (http://localhost:8080) started
(8) Chrome等、ブラウザで、ホストURLを入力して表示確認
(ここでは以下 8080のURLを入力)し画面を表示
http://localhost:8080
以上の手順により、無事、目的のPHPページが表示されました。
ちなみに、ここでは、VSCodeのターミナルを使用した手順紹介となっていますが、Windowsなら標準のコマンドプロンプト画面から 同様の操作が可能です。
PHPビルトインサーバーなら、ローカル環境でも、XAMPP、MAMPの起動不要、インストールも不要で気軽にサクッとPHPの実行確認できてしまう、
これは実に便利な機能だと思いますので、未体験の方はぜひお試しあれです。